山口市

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Template:Redirect Template:日本の市 [[ファイル:Yamaguchi City.JPG|thumb|250px|right|山口県庁舎から望む山口市街地]] 山口市(やまぐちし)は、中国地方西部(九州・山口地方北東部)の山口県県庁所在地であり、山口県の政治と教育の中心になっている。

目次

概要

県庁所在地でありながら、県内における経済的な吸引力では港湾都市として栄えた下関市、あるいは重化学工業で栄えた宇部市周南市岩国市などに劣り、関門都市圏広島都市圏に挟まれた谷間の地域ともいえる。隣接する防府市と共に都市雇用圏である山口都市圏を構成するが、主たる産業を有しないこともあり、周辺部(旧徳地町・旧阿知須町など)は中心市街地よりも隣接する防府市・宇部市と密接な関係を持つ。一方で、市内中心部にある湯田温泉を中心として、秋吉台津和野などの観光の拠点となる観光都市でもある。このように、山口市はキャンベラオーストラリア)やブラジリアブラジル)のような政治・行政・文化に特化した都市である。日本国内においてこのように行政に特化した県庁所在地は他府県に存在しない。

現在の山口市は3代目に当たる。旧・山口市と旧・小郡町、旧・阿知須町は、戦前に一度合併したのちに再び分離し、平成の大合併で再度合併をしている。2005年(平成17年)10月1日に合併する直前まで人口が約14万人に過ぎず、下関市、宇部市、周南市に次ぐ県内第4の都市であった。現在でも人口規模は20万人に満たず、県内では下関市に次ぐ存在である<ref>同様に「県庁所在地より規模の多い都市の存在する県」として、福島県福島市<郡山市<いわき市)、群馬県前橋市<高崎市)、静岡県静岡市<浜松市)、三重県(津市<四日市市)が挙げられる。</ref>。また、全国の県庁所在地で松江市鳥取市に次いで人口が少なく、人口密度は最下位である<ref>2009年11月1日現在の推計人口ベース。人口は2005年10月の平成の大合併前まで長らく最下位であったが、津市三重県)を抜いて、一時的に最下位ではなくなった。しかし津市が2006年(平成18年)1月1日に周辺の9市町村と合併したため、再び山口市が最下位となった。そして、2010年1月16日の阿東町との合併で、松江市と鳥取市を抜いた。人口密度についても長らく最下位だったが、阿東町との合併直前の時点では鳥取市を抜いていた。</ref>。また、全国の県庁所在地で平均地価が最も低い<ref>相続税路線価も永く最下位だったが、合併に伴い基準地点が変更になった(旧山口市より旧小郡町の方が高かった)こともあり、2007年(平成19年)に前橋市群馬県)を逆転している。</ref>。

室町時代に「西の京都」と呼ばれた狭義の山口市街地は、山口線沿線にあり、主要幹線のひとつである山陽本線は市の中心部に乗り入れない。これは、山陽本線建設時、銭湯小路の宿主が「宿場町が寂れるから」と反対した為である(鉄道忌避伝説も参照のこと)。このことも町が大きく発展しなかった一因と考えられている。

地理

山口県のほぼ中央に位置し、南端は瀬戸内海(山口湾)に面する。道路網が整備されていることから、県内のほぼ全域から1時間30分以内で到達することが出来る。市の中央を南北に椹野川が貫き、その両岸に盆地・平野が広がる。旧徳地町域は佐波川の上流端にあたり、山に囲まれた地域である。

市の中・南部域は瀬戸内海式気候のため比較的温暖・少雨であるものの、南端の海沿いを除いて内陸性気候の傾向があり、朝晩の寒暖の差が比較的激しい。また、北部域のうち旧阿東町を中心とする山間部は屈指の豪雪地帯であり、通称「山口県の北海道」と呼ばれるほど寒さが厳しい。

人口

Template:人口統計

歴史

南北朝時代大内弘世大内氏の本拠とする。室町時代には大内館が築かれ、日明貿易が行われる。応仁の乱以後には乱を逃れてきた文化人を歓迎したので、「西の京」として栄え、戦国時代には大内義興大内義隆が市街を整備し栄華を極めた。義興に庇護され後に京へ戻った室町幕府10代・12代将軍足利義尹(義稙)、雪舟フランシスコ・ザビエルなど、この町に縁のある人たちは多い。

1552年12月9日(西暦では12月24日)に山口の宣教師コスメ・デ・トルレスらが、司祭館に日本人信徒を招いてクリスマスの祝を催した。このため、日本のクリスマスの発祥の地は山口である。

大内氏滅亡後、毛利氏の支配のもとで山口奉行が置かれたため、山口は防長二国における政治的中心地となった。関ヶ原の戦いののち、防長二国に減封された毛利輝元に居城(萩城)を構えたため、山口の政治的中心性は一旦消滅することとなった。

江戸時代の間、萩と三田尻(現在の防府市中心部)を結ぶ萩往還の中継地として栄えた。幕末になると、長州藩は藩庁を萩から山口へ移すことになり、山口はふたたび防長二国の政治的中心地となった。山口に移された藩庁は山口政事堂と呼ばれ、長州藩における討幕運動の拠点となった。

明治に入ると廃藩置県が実施され、長州(山口)藩庁は山口県庁にそのまま移行した。一時期県庁移転が提起されたこともあったが実現には至らず、山口は山口県成立から現在に至るまで県政の中心地であり続けている。

なお、長州藩の藩校である明倫館も藩庁移転に伴って萩から山口に移転、旧制山口高などを経て、現在の山口大学へとつながっている。山口大学は1973年に平川へ移転完了したが、旧亀山校地(山口明倫館跡地)にはパークロード(県道203号)を中心に県立図書館県立博物館県立美術館が整備され、周辺一帯は山口県における教育・文化の中心地たる景観をなしている。

合併と分割の変遷

産業

山口県のほぼ中央という立地の良さのため、旧・山口市と旧・小郡町にはメーカーの流通センターが数多く進出し、人口規模に反して商業での年間商品販売額は山口県一となっている。

旧・山口市は、県都としての機能を備えるものの、その他の主たる産業は観光産業と流通業を除けば県内の各都市ほど特徴的なものがなかったことから、日本では数少ない行政都市に特化した都市との印象が強い。実際、山口市は都道府県庁所在地で唯一銀行の本店が存在せず(地方銀行の山口銀行は下関市に、第二地方銀行の西京銀行は周南市に本店を置く)、都市銀行の支店もみずほ銀行山口支店が存在するのみであり、日本銀行の支店も下関市に置かれている。かつての第百十国立銀行(山口銀行の前身の一つ)は山口市にて設立されたものの、普通銀行転換前に下関市に移転している。

一方、旧・小郡町は県内でも屈指の交通の要衝であり、道路網や鉄道網が小郡を中心として山口県の四方へ繋がっている。そのため小郡を中心として商業、特に流通業が発展しており、支店や営業所は、合併以前より小郡地域に多く見られる(合併前は支店住所を「山口市外小郡町」と表記していた企業も複数あった)。

観光・文化

旧・山口市は、湯田温泉を中心とした観光、徳地秋穂阿東は自然や農産物を生かした観光、阿知須はゴルフ場や農業公園を中心とする山間部と山口きらら博跡地を利用した観光が主なものとなっている。

湯田温泉は県都山口の歓楽街でもあり、宿泊施設も多い(山陽路における唯一の歓楽温泉街といえる)。詩人・中原中也の生地でもあり、彼の記念館もある。

山口県立美術館には、山口県出身の画家、香月泰男シベリア抑留体験を大作のシリーズで描いた「シベリアシリーズ」などが所蔵されている。

漁業

  • 秋穂漁港
  • 相原漁港
  • 阿知須漁港
  • 山口漁港

企業

情報網

情報の集積しやすい県庁所在地ということもあり、山口放送以外の県域を放送エリアとする放送局が山口市に本拠地を置く。ただし、山口市に本拠地を置く県域新聞社は存在しない(山口新聞福岡県と接する下関市に本社があり山口市は支社が設置されている。また全国紙も支局が存在する)。

県域メディア
地域メディア

なお、山口県は特殊な電波事情もあり、同一県内でも東部と西部では受信できる周辺県域局が異なる。山口市の場合だと、福岡県と場所によっては鳥取県島根県準広域放送地区大分県の放送が受信できる場合がある。またテレビ情報誌や新聞全国紙の番組表でもその実情に合わせて収録している。(山口県・テレビ県域局参照)

名物・特産品

行政

  • 市長:渡辺純忠(わたなべ・すみただ)
    • 旧山口市助役。2005年(平成17年)の合併に伴う初の市長選で隣接する防府市との合併を訴え、旧山口市長の合志栄一を破り初当選。
      山口県職員で、県退職時は水産部長。
  • 山口市には全国的に珍しい財産区「宮野財産区」がある。これは旧山口市が旧宮野村と合併する際、旧宮野村有林の伐採益を宮野地区に限定して使うことを法制上確約したものである。実際に旧村有林の伐採益は山口市立宮野小学校の補修など宮野地区のために限定して使われている。財産区には地方自治法で定める議会が設置され、議員は公選法に従って選挙されている(ただし無投票が続いている)。

議会

  • 議長 浅原利夫(あさはら・としお)
    • 副議長 蔵成幹也(くらなり・みきや)
    • 議会運営委員長 平田悟(ひらた・さとる)
会派名議席数議員名(◎は代表者)
新世紀クラブ14◎平田悟、浅原利夫(議長)、氏永東光、兼村幹男、蔵成幹也(副議長)、小林訓二、武田寿生、竹中一郎、田中勇、俵田祐児、野村幹男、原田清、藤本義弘、山根幹夫
県都クラブ6◎原田欣知、有田敦、伊藤青波、杉山眞士、右田芳雄、山田昌治
山口未来クラブ4◎重見秀和、入江幸江、新宅儀次郎、瀧川勉
日本共産党3◎須藤杲一、河合喜代、菊地隆次
公明党3◎佐田誠二、原ひろ子、村上満典
市民クラブ2◎藤村和男、須子藤吉朗
山本会1◎山本俊昭
至誠クラブ1◎伊藤斉

教育

大学・短期大学

国公立
私立

高等学校

公立
私立

中学校

国立
市立

私立

小学校

国立
市立

幼稚園・保育園

国立
市立
  • 仁保幼稚園
  • 小鯖幼稚園
  • 大内幼稚園
  • 宮野幼稚園
  • 吉敷幼稚園
  • 平川幼稚園
  • 鋳銭司幼稚園
  • 名田島幼稚園
  • 二島幼稚園
  • 秋穂幼稚園
  • 山口保育園
  • 東山保育園
  • 大内保育園
  • 陶保育園
  • 楠木保育園
  • 三の宮保育園
  • 山口第二保育園
  • 小郡上郷保育園
  • 小郡乳児保育園
  • 小郡保育園
  • 黒潟保育園
  • あじす保育園
  • 堀保育園
  • 八坂保育園
  • 地福保育園
  • 篠生保育園
  • 生雲保育園
  • 徳佐保育園
私立

特別支援学校

国立
公立

専修学校・各種学校

私立
  • 山口コア学園
    • 山口インフォメーション・カレッジ
    • 山口コ・メディカル学園
  • YIC公務員専門学校(旧:山口情報ビジネス専門学校新山口校) - YICグループの系列校
  • 山口調理師専門学校

児童自立支援施設

公立

交通

鉄道

山口市としての代表駅(市中心部への最寄り駅)は山口駅新山口駅は山口市及び周辺地域の交通の要衝ではあるが、代表駅・中心駅とは位置付けが異なる。

西日本旅客鉄道

タクシー

  • 大隅タクシー
  • 山野タクシー
  • 山口交通
  • スミスハイヤー
  • 中司(なかつか)タクシー
  • 湯田都(ゆだみやこ)タクシー
  • 湯田タクシー
  • フラワータクシー
  • 新山口タクシー
  • 嘉川タクシー
  • 阿知須中央交通
  • 三谷タクシー
  • 地福タクシー
  • 徳佐タクシー

バス

かつては公営バスである山口市交通局が存在し、市内を運行していたが、1999年に廃止され、路線は防長交通に譲渡されている。

道路

高速道路

有料道路

一般国道

観光地

中心市街地周辺(一の坂川沿い・湯田)

thumb|280px|right|瑠璃光寺 thumb|280px|right|一の坂川桜並木 thumb|280px|right|山口サビエル記念聖堂

旧市周辺部
南部(陶・鋳銭司・嘉川・佐山・旧小郡町・旧阿知須町・旧秋穂町)
北部(仁保・旧徳地町・旧阿東町)

行事・イベント

出身有名人

ゆかりの人物

姉妹都市・提携都市

国内

国内に姉妹都市提携している都市はないが、以下のグループに所属している。

雪舟サミット
参加自治体:山口市岡山県総社市、岡山県芳井町(現・井原市)、島根県益田市福岡県川崎町大分県大野町(現・豊後大野市
東大寺サミット
参加自治体:宮城県涌谷町愛知県渥美町(現・田原市)、福井県小浜市三重県大山田村(現・伊賀市)、三重県名張市滋賀県信楽町(現・甲賀市)、奈良県奈良市大阪府美原町(現・堺市)、兵庫県小野市山口県防府市、山口県美東町(現・美祢市)、山口県小郡町徳地町(現・山口市)、福岡県太宰府市大分県宇佐市
全国京都会議
参加自治体は、こちらを参照

海外

その他

警察署

合併後の住所表記

2005年10月1日合併以降、および2010年1月16日以降の旧阿東町域の住所表記は以下の通りとなる。

  • 旧山口市は従前のとおり(ただし「大字」は付けない)。
  • 旧5町は「○○郡××町△△」→「山口市××△△」とする(「大字」があった場合は外す)。
  • 山口県流通センターには「小郡」をつけない。
  • -例-
    • 山口県山口市亀山町 → 山口県山口市亀山町
    • 山口県山口市大字仁保中郷 → 山口県山口市仁保中郷
    • 山口県佐波郡徳地町大字堀1111番地1 → 山口県山口市徳地堀1111番地1
    • 山口県吉敷郡秋穂東1111番地1 → 山口県山口市秋穂東1111番地1
    • 山口県吉敷郡小郡町大字下郷1111番地1 → 山口県山口市小郡下郷1111番地1
    • 山口県吉敷郡阿知須1111番地1 → 山口県山口市阿知須1111番地1
    • 山口県阿武郡阿東町大字徳佐中1111番地1 → 山口県山口市阿東徳佐中1111番地1

関連項目

脚注

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外部リンク

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行政
観光

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その他

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